どの学校に決めるか、その答えを簡単に導き出すことはできません。なぜならフィリピンには規模の大小を関わらず探すと500校を超える語学スクールがあり、やみくもに全ての学校を比較することは非常に困難で非効率だからです。
まずは、しっかりと自分の最終目標を立て、なぜ留学をしたいのかを今一度、原点に戻って考えてみることが大切です。英語をどのようなシーンで話せるようになりたいのか?それとも、会話力よりもTOEIC対策として学びたいのか?海外で友だちを見つけたいのか?さまざまな条件から比較する前に、見失わない目的を持ち、それを軸に学校選びを行いましょう。目標の達成に近づくことができないと、貴重なお金と時間を使ったフィリピン留学で高い満足を得ることができません。
そして、目的を主軸として、条件が当てはまる学校を探していきます。授業内容や学校または滞在先の立地、さらに滞在先での快適さも重要な条件となるでしょう。
さらに、その条件に優先順位を付けていきます。日本にいる家族や友人との連絡を取るため、もしくは仕事を行うために自室でのwi-fiを絶対条件にする方もいれば、シャワーやトイレを気兼ねなく利用するために個室を絶対条件に挙げる方もいます。3食付きが絶対条件の方もいれば、害虫との遭遇を極力避けるため高層階の部屋が条件の方もいます。
どのポイントを優先させるかは個人によって異なりますが、きちんと譲れない条件を書き出し、順番をつけていくことで大量にある学校を精査することができます。逆に、食事は毎食である必要はない、安くなるのであれば個室にはこだわらない、など妥協できるポイントも書き出しておくと良いでしょう。
留学生が条件として多く挙げている内容の一部を紹介します。下記のように条件を並べて、さらにこれらの条件に優先順位をつけておくことで、自分に最適な学校が見つけやすくなります。もちろん、下記は一例なので、まったく逆の要素を望む留学生もいます。
他にも、フィットネスなどの利用や、セーフティボックスの有無など、チェックポイントは沢山あります。しかし、その全ての条件をクリアする学校や滞在先を探すことは難しいので妥協点と絶対条件の区別も明確に分けておきましょう。