欧米では大部分の学校で、1日4~5時間の授業を行っており、講師1人に対して割り当てられる生徒は10人前後となっています。講師の人件費が高いため、1日の授業数をそれ以上に増やすことや、もっと少数の生徒だけで授業を行うためには、さらに高い授業料が掛かり、フィリピン留学の約3倍の費用では済まなくなってしまいます。
グループレッスンは、他の生徒の状況を知ることができるというメリットはありますが、マンツーマンレッスンに比べて、圧倒的に生徒が話す機会が少なく、ほとんど会話らしい会話がなされないまま、1回の授業が終わることも珍しくありません。
また、大勢の生徒が同じ授業を受けることによって、本当に学びたいことが完全に消化できないというデメリットも存在します。一方、マンツーマンのレッスンでは、全て自分で答えなくてはならないので、話す機会が格段に多く、特に会話力を飛躍的に伸ばすことができると高い評価を得ています。最終目標を自分自身で決めることができ、その目標を達成するために、講師も一人の生徒のためだけにカリキュラムを組んでくれるので個々のレベルや目的に見合った内容で授業を進めることができるという大きなメリットがあります。
英語しか話すことができない講師と1対1での授業を進めるにあたって、英語の理解力やコミュニケーション能力に自信がない人は「何を話しているのか全く分からないのではないか?」「何も伝えられないのではないか?」と不安を抱くこともあるでしょう。
しかし、そのような不安も払拭できるほどフィリピン人は親切でフレンドリーです。基本的に陽気で明るい人柄で知られる国民性なので、言葉が通じなくてもジェスチャーを交えて楽しく会話を弾ませてくれます。少ないボキャブラリーでも、必死に伝えようとする気持ちを汲み、笑顔で理解を示してくれるので、不安や心細さはすぐに打ち消されるでしょう。
また、フィリピン人自身もネイティブではなく、英語を基礎から学んで習得しているので、話せない気持ちを察知してくれて、丁寧に授業をリードしてくれます。知らない単語の一つ一つを、簡単な単語のみで構成された文章で言い直しながら説明をしたり、複雑な文法や発音はいくつもの例を交えながら、すんなりと理解できるようになるまで何度でも説明してくれるため、当初の不安を忘れて楽しく学べるようになります。