中学で習う英文法の一つ、”Have you ever ~?”の過去分詞。響きこそ覚えていても、どんな意味なのか忘れてしまった方もいるかもしれません。日本語にすると「~したことある?」というニュアンスになります。
”Have you ever ~?”より自然な言い方
例えば、「ニューヨークへ行ったことがありますか?」と聞きたい時に、”Did you go to New York?”ではなく、”Have you ever been to New York?”と言います。日本の学校では、”Have you ever~?”の言い方で習ったので、海外でもそのまま使っていたのですが、ある時、ネイティブスピーカーに、”ever” は要らない、と言われたことがあります。
”ever ”をカットすると、よりネイティブらしくなる!
”ever”を入れても意味は通じますし、文法的には正しい表現と言えるでしょう。しかし、文章の意味合いが強くなり過ぎてしまう、とネイティブスピーカーは教えてくれました。繰り返しになりますが、”Have you ever been to New York?”は間違っていませんし、きちんと通じますが、”Have you been to New York?”と、”ever”をカットして尋ねる言い方が、より自然なのだそうです。everを加えると、「ニューヨークに行ったことがある?」より「これまで、かつてニューヨークに行ったことがある?」のような、強調されたニュアンスになります。
過去分詞”have”を使った他の言い回し
この”have”を使った過去分詞は、他の言い回しにも使います。例えば、”How are you?”の代わりに、”How have you been?”と言うことも可能です。後者の言い方をする時には、ちょっと久しぶりの時や、間が空いた時に使うと良いでしょう。それ以外にも、例えばレストランで働いていたとして、休憩から戻ってきた時、自分が休憩している最中に店が忙しかったか聞きたい場合、”How has it been here?”と聞くことができます。ネイティブもよく使う、とても便利な言い回しです。