マスカラ・フェスティバル(Masskara Festival)
10月に行われるフィリピンのお祭りで代表的なフェスティバルと言えば、「マスカラ・フェスティバル」です。
マスカラ・フェスティバルの由来はスペイン語で、Mass=たくさんの、kara=顔という意味で、「たくさんの顔」を意味しているお祭りです。
このお祭りが行われるバドロコは、砂糖産業の中心としても有名な地域です。しかし、1980年に砂糖の価格が暴落し、バドロコに住む人々の生活が危険にさらされました。その困難を乗り越えるために、住民を元気づけようとマスカラ・フェスティバルが始まりました。
その由来からも分かるように、マスカラ・フェスティバルではカラフルなお面と衣装を見に付けたストリートダンスや楽器の演奏を見ることができます。
フィリピン料理をはじめとする屋台が数多く並び、マスカラ・フェスティバルを見るために世界中から観光客が集まるイベントです。
マスカラ・フェスティバルで見られる演奏やダンスは、落ち込んだ住民を元気づけたように、フェスティバルに集まる人々にも元気を与えてくれます。
時期と場所
マスカラ・フェスティバルは、10月の第3週に、Bacolod City, Negros Islandにて行われます。「微笑みの都市」とも呼ばれており、ネグロス島の中でも最も大きな都市バコロドで開催されます。
行き方
マニラから飛行機でバコロドまでは、フィリピン航空とセブ・パシフィックが1日4便、さらにゼストエアが1日1便運行しています。マニラからの飛行時間は、約1時間10分で、空港からタクシーなどの車を使うと、10分程度で市内に到着します。バコロドはフィリピン留学の留学先としても人気が高まっている都市なので「下見を兼ねて行く」のもアリでしょう!
イド・アル=フィトル(Eid-ul-Fitr)
イド・アル=フィトルは、イスラム教のラマダン月があけた後に、イスラムコミュニティで行われるお祭りです。
ラマダンは新月にあわせて時期が決まるため、具体的な開催日程は毎年不定期です。イド・アル=フィトルの日は、フィリピンでは祝日となっています。
Eid-ul=Fitrは、アラビア語で「断食明けのお祭り」という意味で、キリスト教徒にとってクリスマスが欠かすことのできない大きなイベントであるように、イスラム教徒にとっても、このイド・アル=フィトルは重要なお祭りです。
時期と場所
毎年ラマダンがあけた後に、フィリピン各地で行われます。
お祭りに行く際の注意点
フィリピンでは、毎月のように様々なお祭りが各地で行われています。お祭りに行くことを計画する際には、夜の一人歩きを避けるように計画を立て、必ず明るいうちに帰宅(または宿泊先へ到着)するようにしましょう。
また、スリや引ったくりなどに狙われないためには、現地に馴染んだカジュアルな服装で、現金や高級品(アクセサリーや高価な時計)は、できるだけ見せないようにしましょう。