フィリピン料理は、現地の野菜と豚肉や鶏肉を一緒にからめた料理が多くあり、日本人が好む味つけも多くあるようです。フィリピン留学に行くのであれば、そんなフィリピン料理もぜひ試してみたいものですよね。フィリピン料理にはどのようなものがあるのか、さらに詳しく見てみましょう。
●カレカレ(Kare-kare)
カレカレには野菜が豊富に含まれており、ナスやインゲン、バナナハート、オックステールがピーナッツソースにて煮込まれた料理です。味付けには、バゴオンと呼ばれる発酵調味料が使われます。牛肉だけでなく、魚介類を煮込んだシーフードカレカレや、野菜が豊富に使われているベジタブルカレカレなどもあるようです。
●シニガン(Sinigang)
シニガンは、スープ料理で、フィリピンの代表料理でもあります。ナスやトマト、空芯菜、そして大根やインゲンも豊富に使われています。味としては、あまり辛くないトムヤンクンのような味で、タマリンドと呼ばれる酸味が使われています。シニガンんにも様々なバリエーションがあり、バングースの入ったSinigang na Bangusやサーモンの入ったSinigang na Ssalmon、豚肉が使われているShinigang na Baboyなどがあります。
シニガンは、ひとつの注文につき、4人から6人前が出てくるので、注文する際には注意が必要です。
●レリエノン・バングース(Rellenong Bangus)
バングースと呼ばれる魚の詰め物で、そぼろになったバングースと、小さく刻まれた野菜にトマトソースとレーズンなどが加えられています。しょうゆも使われているので、白いご飯にもよく合うフィリピン料理です。お酒と一緒に食べる場合には、白ワインとの相性がおすすめのようです。
摘めるものがバングースではなく、鶏肉になると、Rellenong Manokになります。
●パエリア・バレンシアーナ(Paella Valenciana)
パエリア・バレンシアーナは、スペイン料理から来ているメニューで、フィリピンで作られる場合にはもち米が使われます。もちもちとした食感が特徴で、日本人にも好まれる料理です。
●ピナクベット(Pinakbet)
ピナクベットは、フィリピンの北でよく食べられる郷土料理です。しかし、北部に限らず、フィリピン各地でも多く食べられているようです。苦瓜やカボチャ、ナス、インゲン、オクラなどをガーリックとジンジャーで炒め、さらにバゴオンで味付けされた料理です。豚肉が一緒に料理されることも多いようです。
●ビコール・エクスプレス(Bicol Express)
ビコール・エクスプレスは、日本人から人気の高いフィリピン料理です。激辛な料理でありながらも味わいが深いのが特徴となっています。味付けは、豚肉やインゲンをバゴオンやスパイスでからめ、ココナッツミルクで煮込んだものです。
数多くあるフィリピン料理、どれを食べたら良いのか迷ってしまう人もいるでしょう。まずは覚えやすいもの、もしくは食べてみたい料理をピックアップし、レストランで見かけたら注文してみましょう。