リスニング力を上げる2つのポイント
英語のリスニング力を上げるためには、大きなポイントが2つあります。
1つは「耳を鳴らすこと」です。耳が英語に慣れることにより、聞こえてくる音を落ち着いて理解できるようになります。
もう1つは「語彙力」です。どんなにスピードが早くても、知っている言葉は自然と耳に入ってくるものです。知っている言葉や単語が多ければ多いほど、リスニング力も上がります。
ここからは、リスニング力を上げる具体的な方法を紹介していきます。
耳を慣らす方法
まずは「耳を慣らす方法」から紹介します。
英語が聞こえてくると、突然パニックになってしまい「知っている単語すら聞き取ることができなかった」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
聞こえてくる英語を理解するためには、まずは耳を慣らす必要があります。時間を見つけて、以下のことを試してみましょう。
- 英語のYouTubeを選ぶ。ネイティブが話しているものなら5分から10分程度でもOK
- まずは一通り聞き、わからない単語やフレーズがあれば確認し、内容を理解する
- 音声のスピードを高速に変えて、高速の英語を聞く。理解できなくても構いませんが、なるべく聞き取れるように集中しましょう。
- 次に、スピードをノーマルに戻して、もう一度聞きます。すると、ノーマルのスピードの英語がゆっくりに聞こえます。これを繰り返すことで、耳が慣れていき、余裕を持って英語が聞き取れるようになります。
国によるアクセントを知る
英語は世界各国で話されていますが、たとえ英語を母国語とする国でも、国や地域によってアクセント(訛り)が異なります。
どのアクセントでも聞き取れるようにしたいですが、効率よく進めていくためには、まずは国を選ぶことをおすすめします。ここではアメリカの英語を例として、具体的な特徴をお伝えします。
アメリカ英語の特徴
リスニング力を上げるためには、まずはリンキングサウンドを理解しましょう。リンキングサウンドとは『母音から始まる単語はその前にある子音と繋げて発音する』というルールです。
アメリカ英語では「t」や「tt」と綴られるものは「トゥ」ではなく、「ドゥ」と「リ」の間のような音で発音します。いくつか例を見てみましょう。
water ウォーラー
bottle ボロウ
また「nt」という綴りになると「ニ(に)」のように発音されます。
twenty トゥウェンニー
wanted ウォニドゥ
painting ペインニング
まずは音読でも良いので、これらのルールを意識しながら読むようにしてみましょう。
シャドウィング
上記の方法以外には、シャドウィングをする方法もあります。
身につけたい国の英語で発音されているオーディオを見つけ、耳だけを頼りに一緒に発音していきます。シャドウィングは、耳だけが頼りなので、リスニング力の他に発音力も上達し、自然なスピーキング力を身に付けることができます。