そもそも英語力とは?

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自然な言語の覚え方

「英語力を伸ばしたい」と思う人は少なくありませんが、そもそも「英語力」とは何を指すのでしょうか。

私たちが母国語である日本語を習得する時には、物心がついてから、ひたすら人が話している言葉を聞きます。そして、聞いた音に馴染みが出ててくると、状況によって意味を理解し、口に出してみるようになります。

言葉を口に出せるようになると、少しずつ文章を理解できるようになります。言われたことは大体わかるけど、文章を口に出して言えるようになるのは、平均すると3歳前後と言われています。

この言語の土台ができた後に学校に通い、読み書きのスキルを磨いていきます。

多くの日本人が学校で英語を勉強しただけでは英語を話せない大きな理由の1つとして、リーディングやライティングから始めていることが考えられます。

英語などの第2言語を学ぶ時にも、日本語と同じような順番で進めていくと、無理なく言語を習得することができるはずです。しかし、大人になると、成長の段階が変わるため、脳の働き方にも変化が生じます。

今回は、どのようにして基本の英語力を伸ばしていくことができるのか?をお伝えします。

英語力を効率よく身につける

脳の機能や働きは、成長の段階によって変わってきます。

生まれたばかりの時は、沢山のことを覚えていく必要があるため、吸収力がとても高い状態です。しかし、成長するにつれて脳の機能に変化が生じ、新しいことを吸収するよりも、既に持っている情報を理解・整理して、応用していく力がついてきます。

つまり、ある一定のことを覚えた後は、文法力で対応していきます。

英語を一から身につける場合には、知識として文法を学びますが、大切なのは語彙力です。英語力=語彙力と言っても大袈裟ではないほど、語彙力は重要です。

英語の勉強について他の人と話している時に、よく見聞きするケースが「文法を勉強すればするほど喋れなくなる」という状況です。

文法にこだわり過ぎると、間違えることが怖くなり、言いたいことが言えない状況に陥ってしまいがちです。そのような状況に気付いた時は、一度、文法の勉強を中止して、単語とスピーキングに集中すると良いでしょう。

大切なポイントは「間違えても良いから喋ること」です。

実際に、私たちが日本語を話す時も、決して全ての文法が正しいわけではありません。それでも、ある程度の単語の羅列で気持ちを表現することができます。

「間違えても良いから喋る!」ことを重視し、そこから文法と語彙力の知識を固めていくと、効率良く英語をマスターすることができるでしょう。

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