既に何度かお伝えしているように、英語には「スラング」と呼ばれる言葉があります。スラングは、ネイティブスピーカーが日常生活の中で口にする言葉ですが、やや汚い言葉なので、ネイティブでも使う相手や場所をわきまえています。小さな子供の目の前では、ほとんどスラングを使いません。日本語では、「うざい」「ちょー」「うける」などがスラングに該当するのでしょう。
しかし、スラングに該当する言葉を知識として知っておくと、テレビを観る際など役に立つことも多いですし、使うため、と言うよりは英語を理解するために覚えておくことをお勧めします。
今日のスラングは”Jackass”
“Jackass”を直訳すると、汚い言葉で申し訳ないのですが、「くそ野郎」という意味になります。「嫌な奴」「くそったれ」「あの野郎」など、嫌な印象を受けた「人物」や「その人物が関係する物」を指す言葉です。他のスラングよりも、汚さが勝るので、使う機会がないことを祈りますが、街中でそういう言葉を大声で発している人を見かけた時は近寄らないようにするなど、覚えておいても損はありません。
“Jackass”を使うシチュエーション
いつもは例文を使うのですが、今回は例文ではなく、”Jackass”が使われるシチュエーションを幾つか紹介していきます。
◆車を運転している時に、強引な横入りをされた時。その車(ドライバー)に対して、”Jackass”
◆子供が昼寝をしているのに、大きな音で家の横を通り過ぎるトラックに対して、”Jackass”
◆ギャングなどのグループで、誰かが大事なことをミスった時に、”Jackass”
このように、”Jackass”は、会話の中で使い合うとよりは、何か不快に感じる出来事や、その出来事に関係する人に対して使うことが多いスラングです。
重ねてお伝えしますが、スラングは知っていると便利な言葉ではあるものの、口にするだけで表情を露骨に変える外国人も多いので、発言には注意をするようにしましょう。