「柔らかい」は、日本語ではひとつの言葉で様々な「柔らかい」を表現することができますが、英語で「柔らかい」を表現する場合には、対象になるものなどによって使う言葉が変わってきます。英語で「柔らかい」を表現するには、どのような言葉を使うことができるのか、見てみましょう。
●肉などを表現する「柔らかい」
肉料理や魚料理が出てきた時に、「この肉はとても柔らかいですね。」と言いたい時に使うことができるのが、”tender”になります。「柔らかい」というと、ついつい”soft” でも通じないこともありませんが、この場合には「柔らかくておいしい」のではなく、「柔らかすぎてまずい」といったニュアンスに近くなってしまいます。料理を褒める時には、”This beef is so tender.”ということで、このビーフはとても柔らかいですね。」と、褒めることができます。
●脳みそが柔らかい
「小さな子供は脳みそが柔らかいので、なんでもすぐに吸収するのよね。」という場合には、”absorbent”を使うことができます。”absorbent”は、柔らかいというよりは、「吸収力がある」といった意味になりますが、日本語でも「柔らかい」という言葉をつかいつつも、実際の意味は「子供は吸収力が高い」と言った意味で使っています。
“Child’s brain is very absorbent.”ということで、脳みそが柔らかいという意味を伝えることができます。
“absorbent”は、タオルやおむつの吸収力が高い時にも、”This towel is very absorbent”ということができます。
●体が柔軟である
体が柔軟である場合の「柔らかい」は、”flexible”を使います。ここで”soft”を使ってしまうと、骨なし人間のようなふにゃふにゃな状態をイメージされてしまいます。「あなたのからだ、とても柔らかいのね!」と言いたい時には、”Your body is so flexible!”というと良いでしょう。
「柔らかい」というひとつの言葉でも、様々な表現があります。対象のものに合わせて使いこなすことができるように、覚えておくと便利でしょう。