日本語と英語では、日本語に直訳すると同じ言葉でも、ニュアンスが違うことから同じ言葉でも全く違う意味になることがあります。そんな日本語と英語には、どのような間違えやすいフレーズがあるのか、例文と一緒に見てみましょう。
●魚介類は食べますか?
○Do you eat fish?
×Can you eat fish?
この場合、”Can”を使ってしまうと、アレルギーなどで食べることができるかどうか、といった質問になってしまいます。ただ単に、その食べ物が好きかどうかの場合には、”Do you eat ~?”と聞きます。
●私たちは3人家族です。
○We are a family of three.
×We are three families.
”Three family”と言ってしまうと、3人家族ではなく、3家族という意味になってしまうので注意が必要です。
●住所はどちらになりますか?
○What is your address?
×Where is your address?
日本語では、「住所は”どこ”ですか?」と聞きますが、英語では、「あなたの住所は”何”ですか?」といった聞き方をします。”Where”を使ってしまうと、紙などに書いた住所はどこにありますか?といった意味になってしまいます。
●まだお昼ですよ。
○It’s only noon.
×It’s still noon.
”Only”を使うと、まだお昼だよ(まだ早いよ)といった意味になりますが、”still”を使うと、まだお昼で、その先も長いなあという意味になってしまいます。
●お財布忘れた!
○I left my wallet at home!
×I forgot my wallet at home!
忘れ物をした時には、”left”を使います。”forgot”を使うと、忘れ物というよりも、家にいる時にお財布のことを考えるのを忘れてしまった、という意味になります。
●トイレを借りてもいいですか?
○Can I use your bathroom?
×Can I borrow your bathroom?
何かを使いたい時には、”use”を使います。”borrow”を使うと、借りて一定期間もって行ってしまうという意味になります。
●娘さん、何時に寝るの?
○What time does your daughter go to bed?
×What time does your daughter sleep?
“go to bed”で、床につく、と言った意味になります。”sleep”を使いたい場合には、”go to sleep”と言い換えることで、同じニュアンスの表現にすることができます。
このように、英語と日本語では、微妙なニュアンスの違いから意味が異なってきてしまうことがありますが、難しく考えて訳すよりも、そのままの文章として覚えてしまうことで応用することができるようになるでしょう。