“overcome” の意味
“overcome” には「克服する」という意味があります。頻繁に見かける単語ではないので、馴染みが薄く、どうのように使ったら良いのか?が分からない人もいるでしょう。
“overcome” は、使い方によっては異なる意味を持ちます。そこで今回は、”overcome” の意味と使い方について紹介していきます。
苦手なものを克服する
“overcome” は、苦手なものなどを「克服する」という表現に使うことができます。
例えば、「辛い食べ物は苦手だったけれど克服した」と伝えたい時は、『I’ve overcome the spicy food.』 と言います。
学校などで苦手な先生がいたけれど、なんとかうまく接することができるようになった時にも、『I’ve overcome the teacher. 』と言うことができます。
〜に負けてしまう
“overcome” の意味は、単語のみを見ると「克服する」ですが、 「be overcome~」になると、「~に負ける」という反対の意味になります。
例文を見てみましょう。
I’m overcome by a cold weather. 「寒い天気に負けてしまっている」
I’m overcome by the pressure. 「プレッシャーに負けてしまっている」
My computer is overcome by virus. 「パソコンがウイルスにやられてしまっている」
その他の使い方
上記の使い方以外にも様々な意味があります。
be overcome with emotion = 感極まる
この場合は、emotion(感情)に負けるという意味で、『I’m overcome with emotion. 』と表現します。意味としては、感情が込み上げてきている状態のことを指します。
be overcome with shame = 冷や汗をかく
shameは「恥ずかしさ」などの意味を持つ単語です。「恥ずかしさに負ける」という意味で『be overcome with shame』と表現します。
例えば、知らない人が自分に手を振っていると思い、誰だったかな?と思いながら、手を振り返したところ、実は自分の後ろにいる人に手を振っていた場合など、『I was overcome with shame.』 で恥ずかしさを伝えます。
このように、”overcome” は使い方によって様々な意味を持ちます。
まずはフレーズを覚えて、実際の会話の中で使ってみましょう。