混乱しやすいmayとmight
「かもしれない」という英単語に、”may”と”might”があります。このふたつは、どちらも「かもしれない」という意味で、”may”は現在形、”might”は過去形だとされています。しかし、実際にネイティブスピーカーが使う時には、現在や過去などはあまり考えずに、状況に応じて正しい方を選んで使います。
どちらも同じような意味なので、使いなれない日本人にとっては混乱しやすいところなのですが、どのような点が違うのか、それぞれの言葉を例文とともに解析していきましょう。
mightの意味と使い方
“might”は、「かもしれない」という曖昧なものを表現する時に使う言葉です。「するかもしれないけど、場合によってはしないかもしれない」という、どちらともいえない場合に使われます。実際にどのように使われるのか、例文も見てみましょう。
“I might go Disneyland next week.” 「ディズニーランドに来週行くかもしれない。」
この場合は、一応ディズニーランドに来週行こうと思っているけれど、何かしら予定が変更になるかもしれない要因がある時に使われます。
“I might be able to meet you Tuesday.” 「火曜に会えるかもしれない。」
この場合も、その時点では火曜に会いたいと思っているけれど、まだ不確かだという時に使われます。スケジュールがあいまいな時に便利な表現ですが、デートの時には相手をイライラさせてしまうので、”might”ではなく、はっきりと断定した表現をするようにしましょう。
mayの意味と使い方
“may”は、”might”に比べるとより計画が明確な時に使います。答えはほぼ断定されているけれど、ちょっと曖昧に表現したい時に便利な表現方法です。どのように使われるのか、例文も確認してみましょう。
“I may have dessert.” 「デザートをいただこうかしら。」
この場合には、「デザートを食べます」と断定せずに、”may”を使うことにより、より柔らかい文章となっています。レストランなど、ちょっとフォーマルなシチュエーションでも使える表現方法です。
“May I use the washroom?” 「トイレをお借りできますか?」
“may”は、敬語の質問文の際にも使われます。”May I~?”という表現方法は、丁寧に質問したい時に使われる表現方法です。
どちらも似たような意味を持つ単語ですが、例文とともに覚えることで上手に使い分けていくことができるでしょう。