manyとmuchの違い
many とmuch には、どちらにも「沢山の」という意味があり、どちらを使ったら良いのか迷ってしまうことがあると思います。
many とmuch の大きな違いは、manyは1、2、3…と数えることができるものに対して使われ、muchは数えることができずに「量」として考えられるものに対して使われます。
例えば、鉛筆や本、テーブル、椅子などは1、2、3…と数えることができるので、many が使われます。水やお金、砂などは1、2、3…と数えることはできずに「量」として考えられるため、much が使われます。
注意点としては「お金」の数え方です。「お金をたくさん持っていますか?」など、抽象的な言い方の時はmuch ですが、コインや紙幣の枚数などは、1枚、2枚、3枚…と数えることができるので、many が使われます。
具体的に例文を見ていきましょう。
manyを使った例文
I have many pencils.
I have many books.
I’ve read many books.
muchを使った例文
I don’t have much money today.
How much is it?
There is too much water in the pool.
muchは肯定文では使われない!?
many とmuch の違いはややこしく、使われる対象が「数えられるもの」と「数えられないもの」に限ったことではありません。たとえば、many は肯定文にも否定文にも、疑問文にも使うことができます。しかし、much に関しては、例外を除いては否定文と疑問文のみで使われます。
much が肯定文で使われるのは、その前にso、too、as がある時です。
例文
○ There are so much water.
× There are much water.
○ How much money do you have?
× I have much money.
肯定文でmuchを使いたい時
肯定文の中でmuchを使いたい時は、その前にso、too、as を使う必要があります。それ以外の肯定文で「沢山の」を表現したい場合には、a lot of を使います。
例文
There are a lot of water.
I have a lot of money.
I drank too much water.
I’ve got too much money.
実際の会話で使いこなせるようになるには練習が必要かもしれませんが、このルールを覚えるために文章を作ると、スピーキングの中でも自然と使いこなすことができるようになるでしょう。