ネイティブがよく使う関係代名詞
「関係代名詞」と聞くだけで頭が痛くなってしまう人もいるでしょう。
難しい英語の文法のようにも感じられますが、この関係代名詞は、ネイティブが頻繁に使う英語です。
なかでも、”have” は必ずと言っても良いほど使われる単語です。”have” には「持つ」という意味があり、日本の授業でも早い段階で習うので、混乱しやすい言葉です。
ここでは、そんな混乱を取り除くために、関係代名詞の使い方について詳しく説明していきます。
関係代名詞の使い方
関係代名詞の使い方を説明する前に、まずは幾つかの例文を見てみましょう。
“I have lived here since 2010.” 「2010年からここに住んでいます」
”I have been here before.” 「ここに来たことがあります」
“I have heard of it.” 「それ、聞いたことがあります」
“I have seen him before.” 「彼には会ったことがあります」
例文からも分かるように、関係代名詞の構造は、”have + 過去分詞形の動詞” の組み合わせで作られています。
過去分詞を使うことで「~したことがある」という意味になります。また、過去分詞を使うことができるシチュエーションは、「過去」や「現在」だけでなく、「過去から現在に継続していること」を表現する時にも用いられます。
例えば、”I live here” と言うと、「ここに住んでいます」と「現在のみ」を表現する文章になってしまいます。2010年から現在まで継続して住んでいると表現をする場合は、過去分詞を使って “I have live here since 2010.” と表現します。
「持つ」を意味する “have”
今度は「持つ」という意味として使われる “have” の例文を見てみましょう。
“I have a pen.” 「ペンを持っています」
”I have 2 sons.” 「私には2人の息子がいます」
“I have good communication skill.” 「私には良いコミュニケーションスキルがあります」
“I have a cat.” 「猫を飼っています」
“I have iPhone.” 「iPhoneを持っています」
時には「持つ」という言葉で訳されないこともあります。しかし、「猫を飼っています」などのように、日本語で「持つ」と訳さない場合でも、「所持している」という意味を表現する時に使われます。
「関係代名詞」と「持つ」の見分け方
“have” が使われている文章を見た時に、過去分詞の文章なのか、「持つ」の意味で使われる “have” なのか分からなくなる時があります。
そのような時は、”have” のすぐ後に使われている単語に注目してみましょう。
「過去分詞」の文章の場合には、”have” の後に必ず変形した「動詞」が使われています。一方、「持つ」という意味の文章の場合には、”have” の後には必ず名詞が使われます。
会話の中で、すぐに察知できるようになるには、時間が掛かるかもしれませんが、慣れるまではゆっくり考えながら、紙に書いたり、口に出してみると良いでしょう。