get upとwake upの違い
「studyとlearn」「lookとseeとwatch」「speakとtalkとsay」のように、英単語では日本語にするとほぼ同じ意味になるものが幾つもあります。いずれも微妙にニュアンスが異なり、使い分けられています。
今回は、英単語ではなく熟語になりますが、「get up」と「wake up」を日本語で表現すると、どちらも「起きる」を意味します。
日本語に置き換えると、同じ言葉を指しますが、英語では『どのような状態で起きているのか』によって使い分けられています。今回は、この2つの熟語の意味と例文を紹介していきます。
get up の意味
get upの「起きる」は、「体が起き上がる」ことを意味します。
例えば、目覚まし時計が鳴って目は覚めたけれど、まだベッドの中にいる場合はget upの状態ではありません。
目が覚めて、ベッドから起き上がることをget upと言います。起きる時にもget upを使うことができますが、それ以外にも、体が起き上がる動作をget upで表現することができます。
例えば、ソファーに座ってゴロゴロしていたけれど、立ち上がって掃除でも始めるかな…という時、ソファーから立ち上がる動作でもget upを使って表現することが可能です。
get upを使った例文
What time do you usually get up in the morning? 「朝、何時に起きるの?」(起きて行動を始める時間)
Get up! It’s time to go! 「起きて!行く時間だよ!」
I need to get up to study. 「休憩は終わりにして勉強しないと。」
Can you get me up? 「(起き上がることを)手伝ってくれる?」
I woke up at 7 this morning but I couldn’t get up till 8. 「朝7時に目が覚めたけど、8時まで起きられませんでした。」
wake upの意味
一方で、wake up は目が覚めることを表します。
日本では目覚めた時でも「起きた」「起きてる?」など、「起きる」という言葉で表現しますが、get up=起き上がる とは異なり、wake up=目が覚める で、起床時以外の「目を覚まして現実を見なさい!」などと言う時にもwake up を使うことができます。
wake upを使った例文
What time do you usually wake up in the morning? 「朝、何時に起きるの?」(目が覚める時間やアラームの時間)
Can you wake me up at 7 tomorrow morning? 「明日の朝7時に起こしてくれる?」
I will wake you up later. 「後で起こすよ。」
I woke up at 10 this morning. 「今朝10時に起きました。」
Wake up! She is gone! 「目を覚ましなさい!もう彼女はいないんですよ!」