英語で挨拶をする時に、
“How are you?”
“I’m fine thank you.”
といった言い方を教科書で学んだという人も多いでしょう。
ここでは、
「ご機嫌いかが?」
「元気です。」
といった意味で使われていますが、実は”Fine”というのは、英語では「悪くはないけど、それほどよくもない」状態を表しています。
そんなことから、”I’m fine”というと、”What’s up?”「どうしたの?」とつっこまれることもあります。
また、友達や彼女を褒めようとするときには”Fine”の使い方に気を付ける必要があります。
例えば、「かわいいね」と言いたい時に、”You are fine”と言ってしまうと、相手には「あなたは、まあ、そこそこね」と言った意味で伝わってしまいます。相手を褒めたい時には、”You look very beautiful”というと、相手がかわいい、もしくは綺麗だということがしっかりと伝わります。
ただし、”You are fine”は相手を褒めたり励ましたりする言葉になる時もあります。
例えば、オフィスなどで、何か大きなミスが見つかってしまったときに、自分のミスかもしれないと不安になっているところに、上司から”You are fine.”と言われることがあります。この時の”You are fine”は、「あなたのせいではないから大丈夫ですよ。」といった意味になります。
その他にも、「あなたはそれで大丈夫だけど、私はそれじゃダメなのよ」という時にも、”You are fine, but I’m not!”ということがあります。
このように、英語で”fine”というのは、「大丈夫」といった意味ですが、それほど”good”ではないものなのです。