Have you ever been? ←これの間違いはどこ!?
ネイティブの友人と話していた時に、Have you ever been there before? と聞いたら、その文章は間違ってる!と言われたことがあります。
Have you ever been there before? の文章は、文法では「現在完了形」で、現在完了形の疑問文は、Have + 主語 + 過去分詞〜?となります。
それを考えると、Have you ever been there before? は正しい文章のように感じ、指摘された時には何が間違っているのか、全くわかりませんでした。むしろ「私の方が正しい!」と思っていました。
everに要注意!
Have you ever been there before? のどこが間違っているのか、理解するまで時間が掛かりました。
その友人によると「日本人はeverをつける癖がある」と言われました。なぜ「ever」をつけたのか?たしか、学校で現在完了形の疑問文はHave you ever〜?だと習った覚えがあります。
しかし、ネイティブは現在完了を使う時に、意図しない限り「ever」をほとんど使わないと言われました。「ever」には、強い意味があり「ever」を『つける・つけない』では意味が異なるそうです。
●Have you been there?
そこに行ったことがありますか?
●Have you ever been there?
かつて、そこに行ったことがありますか?
⇒このように、日本語に訳すと、少し大袈裟な印象を受けます。他の例文も見てみましょう。
●Have you done your homework?
宿題終わった?
●Have you ever done your homework?
宿題まだ終わってないの?
⇒こちらも意味としてはほぼ同じですが、everがつくと「宿題まだ終わってないの?」と、少し責めた感じに聞こえます。
●Have you practiced instruments?
楽器を練習したことはある?
●Have you ever practiced instruments?
(一度でも良いから)楽器を練習したことはある?
everがつくと意味が強くなる
結果から言うと、Have you ever been there before? の文章は、文法的には間違っていませんが、質問の内容を強調しない場合、「ever」をつけるとネイティブには少し不自然に聞こえてしまうようです。
これは、肯定文の時でも同じです。
●I want to meet her if I have a chance.
機会があれば、彼女に会いたいです。
●I want to meet her if I ever have a chance.
機会があるのであれば、彼女に会いたいです。
everを使う時は「意味が強くなる」ということを意識して使いましょう。