英会話とスピード
ネイティブが話す英語を聞いていると、スピードが早くて何を言っているのか理解できないことがあると思います。
英語を話す際に、スピードがあれば良いわけではありませんが、自分が話す英語のスピードが早くなると、ネイティブが話す早い英語も聞き取れるようになってきます。
それでは、自分が話す英語のスピードを早くするためには、どのようにしたら良いのでしょうか。
リンキングサウンドをマスターする
ネイティブが話す英語は、ただ単にスピードが早いわけではありません。
なかには、比較的ゆっくり話しているのに、何を言っているのかわからないこともあります。ネイティブの英語が早い理由の1つには「リンキングサウンド」があります。
リンキングサウンドとは、母音から始まる単語は、その前にある単語の最後の子音とつなげて発音するというものです。
例えば ‘one of’ は、ofの「オ」がその前にある「ン」と繋がって ‘Wanov’ (わのV) と発音されます。
ここで覚えておきたいのは、リンキングサウンドは「音」が基本であり、「スペル」ではないと言うことです。
アクセントを知る
また、英語には、国によって異なるアクセントがあります。
例えば、アメリカンアクセントは、Tの発音が「ティ」ではなく「D」または「N」と発音されることが多くあります。
一例を挙げると、野菜の『Tomato』は、単語の初めにある T は「ト」と発音されますが、次に出てくる ‘to’ は、「Do」と発音されます。
『Santa Clause』は、カタカナにすると「サンタクロース」ですが、アメリカンアクセントで発音すると「サンなクロース」と発音されます。
アメリカン英語の特徴は、Rの時に舌をしっかり巻く特徴もあります。
これに対してイギリス英語では、Rは舌を巻くよりも、喉を使って発音されるので、同じ単語でも違う単語のように聞こえることがあります。
このようなアクセントを使いこなせるようになると、実際のスピードはそれほど早くなくても、ネイティブのような早い英語を話しているように聞こえます。
英語を話すうえで大切なこと
英語を話すうえで最も大切なことは、自分が話した英語が相手に通じることです。
ただ、スピードをあげれば良いというものではなく、たとえゆっくりでも、ひとつひとつの単語を正しく発音することが大切です。
気になる単語は辞書を使って発音記号を調べて発音を確認するようにしましょう。
正しい発音とリンキングサウンド、アクセントを身につけることで、ネイティブに近い英語を話すことができるようになります。