英単語の中には、同じような意味でも、ちょっとニュアンスが違うことから、間違って使ってしまうこともあります。同じような意味でも、日本語で表現する時と、英語で表現する時と、微妙な違いがあるのが理由です。日本人が間違えやすい英単語にはどのような言葉があるのか、見てみましょう。
●meetとsee
“meet”と”see”は、日本語に訳すとどちらも「会う」という意味があります。しかし、英語では、どちらも同じ意味ではなく、微妙に違った意味を持っているのです。その違いは、初めての人に会う時は”meet”を使い、以前に会ったことのある人に会う時には、”see”を使います。挨拶をする時にも、初めての人に対しては、”Nice to meet you”と言い、以前あったことのある人と挨拶する場合には、”Nice to see you again”ということができます。
●funnyとinteresting
“funny”と”interesting”は、どちらも日本語に訳すと「おもしろい」という意味になります。”funny”は、笑いを取るなどの「おもしろい」で、”interesting”は、おもしろいというよりも、「興味深い」「おかしな」といった意味があります。例えば、誰かに対して、”You are funny”というと、「あなたっておもしろい人ね!」と言った意味になりますが、”You are interesting”というと、「あなたはちょっと変わった人ね」といった意味になってしまいます。
●hopeとwish
“hope”と”wish”は、どちらも「願望」を表す言葉になりますが、この2つの言葉もまた微妙に違ったニュアンスがあるのです。”hope”は、同じ願望でも、もしかしたら適うかもしれない願望で、”wish”の方は、100%ではないけれど、ほぼかなわないであろう願望を表現する時に使います。例えば、遠距離恋愛をしているカップルが電話で、「今あなたと一緒にいられたらいいのに」という時には”wish”を使い、”I wish if you were here with me”と表現することができます。また、同じカップルが電話でデートの約束をする際にスケジュールが難しい場合など、”I hope the schedule will work next week”「来週のスケジュールがうまくいくと良いんだけど」といった感じで、”hope”を使うことができます。
●reservationとappointment
“reservation”と”appointment”は、どちらも「予約をする」といった意味になりますが、どのような予約をするのかによってこの2つの言葉を使い分けることができます。”reservation”の方は、チケットやホテルなどを「予約」する時に使います。そして、”appointment”の方は、誰か人と待ち合わせをする時などに使います。