句と節の基本
英語を読む際は、単語単位ではなく2語以上のまとまりで意味を理解することが重要です。
例えば「a lot of people in the city」は「a lot of people」と「in the city」という2つのかたまりに分けられます。このような意味のあるまとまりを「句」と呼び、それに主語と動詞が含まれる場合は「節」と呼ばれます。
句とは
句は、主語と述語動詞を含まない単語のまとまりで「名詞句」「形容詞句」「副詞句」の3種類に分類されます。
名詞句
名詞のように使われ、主語や目的語として機能します。
- 例:a pen(ペン)、to see the children(子供達に会うこと)
形容詞句
名詞を修飾し、以下の方法で形成されます。
- 例:「with a kind heart」→「I have a sister with a kind heart.」(心の優しい姉がいる)
副詞句
動詞や形容詞を修飾します。
- 例:「in the city」→「I live in the city.」(私は大きな都市に住んでいます。)
節とは
節は主語と動詞を含む単語のかたまりです。節も「名詞節」「形容詞節」「副詞節」に分類されます。
名詞節
名詞のように機能し、主語や目的語として使われます。
- 例:「that she doesn’t like studying 」(彼女が勉強が好きではないこと)
形容詞節
名詞を修飾します。
- 例:「The movie that you mentioned」(あなたが教えてくれた映画)
副詞節
動詞や文全体を修飾し、時や理由を表します。
- 例:「before you eat the cake」(そのケーキを食べる前に)
文の種類と構造
英語の文には「平叙文」「疑問文」「命令文」「感嘆文」などがあり、用途に応じて使い分けます。
- 平叙文:I eat blueberries every morning.(私は毎朝ブルーベリーを食べる)
- 否定文:I don’t eat blueberries on weekends.(週末はブルーベリーを食べない)
- 疑問文:Are you sleepy?(眠いですか?)
- 命令文:Be patient, please.(我慢してください)
- 感嘆文:What a pretty castle this is!(なんて可愛い城だろう)
文の構造の違い
- 単文:S + Vが1つだけの文
- 例:Tomatoes are not vegetables.(トマトは野菜ではありません)
- 重文:S + Vが2つ以上あり、等位接続詞で結ばれた文
- 例:I graduated from university and I work for an IT company.(大学を卒業し、IT会社に勤めている)
- 複文:主節と従属節で構成される文
- 例:I used to live in the big city when I was a child.(子供の頃、都会に住んでいた)