almostとmostの違い
日本人が間違えやすい英語の中に ‘almost’ と ‘most’ があります。
たとえば、「ほとんどの人」と英語で言いたい時、’almost people’ と言ってしまいがちですが、実際は ‘most people’ と言います。
この2つの単語を辞書で調べると、’almost’ の意味は「ほとんど」、’most’ の意味は ‘much’ の最上級で「いちばん」などと出てきます。これだけを見ると、「ほとんどの人」と言う時に ‘almost people’ と言ってしまうでしょう。
しかし、 ‘almost’ は「ほとんど」を意味する単語ではあるのですが、「もうすぐ」と意味を含んだ言葉になります。
例えば、「もうすぐ到着する(ほとんど到着した状態)」を表す時に ‘almost there’ と言います。同様に、「ほとんど終わった」時は ‘almost finished’ となります。
そのため、’almost people’ と言うと、ネイティブは「ほとんどの人」ではなく「もうすぐの人?」と、少しわかりづらい表現として捉えてしまいます。
「ほとんどの人」と英語で表現する時には ‘most people’ が適切な表現です。
‘most’ は辞書では少しわかりにくい表現になっていますが、日本語で「ほとんど」と言いたい時に使えます。
この2つの単語を正しく使い分けるために、いくつかの例文を見てみましょう。
almostを使った例文
We are almost there!
「もうすぐ到着するよ!」
I was almost late!
「もう少しで遅れるところだった!」
We are almost done.
「もうすぐ終わるよ。」
I ate almost.
「ほとんど食べました。」
*ただし、’I ate almost food’ と言うことはできず、’food’ をつける場合は’I ate most food’となります。
mostを使った例文
Most people are busy.
「ほとんどの人は忙しい」
Most candies are yours.
「ほとんどのキャンディーはあなたのです。」
Most pets in my past were cats.
「これまでに飼ってきたペットのほとんどは猫です。」
I finish most my work today.
「今日の仕事はほぼ終わりました。」