目次
英語の語順
文を表す要素
文を構成する基本的な要素には、「主語(S)」「動詞(V)」「目的語(O)」「補語(C)」があります。
- 主語の「S」は、英語で “subject” の頭文字です。
- 動詞の「V」は、”verb” の頭文字です。
- 目的語の「O」は、”object” の頭文字です。
- 補語の「C」は、”complement” の頭文字です。
これらの要素が組み合わさって、文が成立します。
主語(S)
主語とは、誰が何をしているのか、またはどんな状態なのかを表す言葉です。日本語では、「は」や「が」が付く部分が主語になります。
例)Her job is to sell apples.
彼女の仕事はりんごを売ることです。
※ ここでの主語はjobです。
動詞(V)
動詞とは、動きや状態を表す言葉です。動詞の特徴は、文の中で使われるときに、その役割に応じて形が変わることです。
例)She prefers coffee to tea.
彼女はお茶よりもコーヒーが好きだ。
※prefersが動詞です。
目的語(O)
目的語とは、他動詞が示す動作や行為の対象となる言葉です。目的語になるのは名詞や代名詞だけです。
他動詞は、第3文型、第4文型、第5文型で使われ、必ず目的語が必要です。他動詞と目的語は、常にセットで使われます。
目的語には「直接目的語」と「間接目的語」の2種類があります。
- 直接目的語は、動作の直接の対象となるもので、日本語では「〜を」が付きます。
- 間接目的語は、動作を受け取る相手で、「〜に」で表すことが多いです。
例)I gave her a gift.
私は彼女にプレゼントを渡しました。
※a giftが直接目的語です。
※herが間接目的語です。
補語(C)
補語とは、「主語」や「目的語」を詳しく説明する言葉です。「主語+動詞」や「主語+動詞+目的語」だけでは意味が不十分なときに補語を使って、文を完成させます。
補語は、「第2文型」と「第5文型」で使われます。第2文型では主語を説明し、第5文型では目的語を説明します。
例)Your help made me win.
あなたのおかげで勝つことができました。
※winが補語です。
就職語句(M)
文の要素に追加の意味や説明を加える言葉を「修飾語句(M)」といいます。修飾語句は文の必須要素ではありませんが、文を詳しく説明したり、情報を付け加えたりする役割があります。
修飾語句のうち、「名詞」を修飾するのが「形容詞」で、「名詞以外の形容詞、副詞、動詞、文、句、節」を修飾するのが「副詞」です。
例)Apparently Katie solved the difficult problem very quickly.
どうやらケイティはその難しい問題を、あっという間に解いたようだ。
※Apparently(どうやら)は副詞で、文全体を修飾している修飾語句です。
※difficult(難しい)は形容詞で、problem(問題)の名詞を修飾している修飾語句です。
※very(非常に、とても)は副詞で、quickly(素早く)の副詞を修飾している修飾語句です。
※quickly(素早く)は副詞で、solve(解決する)の動詞を修飾している修飾語句です。
基本の5文型と例文
第1文型(SV):主語+動詞
I laughed.
「私は笑いました。」
第2文型(SVC):主語+動詞+補語
I am a student.
「私は学生です。」
第3文型(SVO):主語+動詞+目的語
I play basketball.
「私はバスケットボールをします。」
第4文型(SVOO):主語+動詞+間接目的語+直接目的語
I gave my daughter a new toy.
「娘に新しいおもちゃをあげました。」
第5文型(SVOC):主語+動詞+目的語+補語
I made her happy.
「私は彼女を喜ばせました。」
まとめ
いかがでしたでしょうか?
5文型を意識しすぎると、難しく感じるかもしれませんが、例文を見ると実はシンプルです。
例文をもとに、応用練習もしてみましょう。