【英文法】文と基本5文型を覚えよう!

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英語の語順

英文法では、単語の並べ方がとても重要です。

日本語の場合は、「は」「が」「を」などの助詞があるため、主語と目的語を入れ替えても意味が通じますが、英語の場合はそうはいきません。

例)

[1] トムはみかんを食べた。
[2] みかんをトムは食べた。

どちらの文も、「トム」が主語、「みかん」が目的語、「食べた」が動詞です。
例文[1]の方がより自然ですが、例文[2]でも意味は同じです。

これは、助詞「は」や「を」がそれぞれ主語と目的語を示しているからです。

しかし、英語にはこれらの助詞に相当するものがありません。そのため、主語や目的語を判断するには、語順が決定的な役割を果たします。

[3] Tom ate an orange.
トムはみかんを食べた。

この文の主語と目的語を入れ替えると、次のように意味がまったく変わってしまいます。

[4] An orange ate Tom.
みかんはトムを食べた。

このように、英語では「語順」が非常に重要です。

文を表す要素

文を構成する基本的な要素には、「主語(S)」「動詞(V)」「目的語(O)」「補語(C)」があります。

  • 主語の「S」は、英語で “subject” の頭文字です。
  • 動詞の「V」は、”verb” の頭文字です。
  • 目的語の「O」は、”object” の頭文字です。
  • 補語の「C」は、”complement” の頭文字です。

これらの要素が組み合わさって、文が成立します。

主語(S)

主語とは、誰が何をしているのか、またはどんな状態なのかを表す言葉です。日本語では、「は」や「が」が付く部分が主語になります。

例)Her job is to sell apples.
彼女の仕事はりんごを売ることです。

※ ここでの主語はjobです。

動詞(V)

動詞とは、動きや状態を表す言葉です。動詞の特徴は、文の中で使われるときに、その役割に応じて形が変わることです。

例)She prefers coffee to tea.
彼女はお茶よりもコーヒーが好きだ。

※prefersが動詞です。

目的語(O)

目的語とは、他動詞が示す動作や行為の対象となる言葉です。目的語になるのは名詞や代名詞だけです。

他動詞は、第3文型、第4文型、第5文型で使われ、必ず目的語が必要です。他動詞と目的語は、常にセットで使われます。

目的語には「直接目的語」と「間接目的語」の2種類があります。

  • 直接目的語は、動作の直接の対象となるもので、日本語では「〜を」が付きます。
  • 間接目的語は、動作を受け取る相手で、「〜に」で表すことが多いです。

例)I gave her a gift.
私は彼女にプレゼントを渡しました。

※a giftが直接目的語です。
※herが間接目的語です。

補語(C)

補語とは、「主語」や「目的語」を詳しく説明する言葉です。「主語+動詞」や「主語+動詞+目的語」だけでは意味が不十分なときに補語を使って、文を完成させます。

補語は、「第2文型」と「第5文型」で使われます。第2文型では主語を説明し、第5文型では目的語を説明します。

例)Your help made me win.
あなたのおかげで勝つことができました。

※winが補語です。

就職語句(M)

文の要素に追加の意味や説明を加える言葉を「修飾語句(M)」といいます。修飾語句は文の必須要素ではありませんが、文を詳しく説明したり、情報を付け加えたりする役割があります。

修飾語句のうち、「名詞」を修飾するのが「形容詞」で、「名詞以外の形容詞、副詞、動詞、文、句、節」を修飾するのが「副詞」です。

例)Apparently Katie solved the difficult problem very quickly.
どうやらケイティはその難しい問題を、あっという間に解いたようだ。

※Apparently(どうやら)は副詞で、文全体を修飾している修飾語句です。

※difficult(難しい)は形容詞で、problem(問題)の名詞を修飾している修飾語句です。

※very(非常に、とても)は副詞で、quickly(素早く)の副詞を修飾している修飾語句です。

※quickly(素早く)は副詞で、solve(解決する)の動詞を修飾している修飾語句です。

基本の5文型と例文

第1文型(SV):主語+動詞

I laughed.

「私は笑いました。」

第2文型(SVC):主語+動詞+補語

I am a student.

「私は学生です。」

第3文型(SVO):主語+動詞+目的語

I play basketball.

「私はバスケットボールをします。」

第4文型(SVOO):主語+動詞+間接目的語+直接目的語

I gave my daughter a new toy.

「娘に新しいおもちゃをあげました。」

第5文型(SVOC):主語+動詞+目的語+補語

I made her happy.

「私は彼女を喜ばせました。」

まとめ

いかがでしたでしょうか?

5文型を意識しすぎると、難しく感じるかもしれませんが、例文を見ると実はシンプルです。

例文をもとに、応用練習もしてみましょう。

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