collegeとuniversityは違う?
「lookとseeとwatch」「speakとtalkとsay」「studyとlearn」のように、英単語では日本語にすると、ほぼ同じ意味になるものが幾つもありますがいずれも少しニュアンスが異なります。
これは動詞に限らず、「shop」と「store」のような名詞でも同様です。
今回は日本語では「大学」を意味する「college」と「university」について説明します。
辞書では、どちらも「大学」と和訳されますが、「college」と「university」は、どのような学校に行くのか?によって使い分けられています。
具体的に2つの言葉の違いをチェックしていきましょう。
規模の違い
「college」と「university」には、規模の違いがあります。
一般的には「college」の方が小規模で、「university」の方が大規模にです。規模とは、施設の大きさや生徒数だけではなく、学ぶことができる学部や専門分野なども関係します。
「university」では規模が大きいため、研究施設なども整っており、専門分野を徹底的に学ぶことができます。
短大と大学
英語には、短大に直接当てはまる言葉がありませんが、「college」は短大、「university」は大学を指すことが多いです。
「college」では多くの科目が2年制で、「university」では4年~6年制がほとんどです。「university」は日本で言うところの大学院も含まれています。
「college」で勉強した後に、Bachelor(学士)などを目指して「university」に進学する人もいます。
ちなみに、「college」と「university」では学費もやや異なります。設備や規模が違うため、「college」の方が「university」よりに学費が少し安く、学費を節約するために「college」からスタートして「university」に編入する人もいます。
コミュニティーカレッジとは?
『community college(コミュニティーカレッジ)』という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。
コミュニティーカレッジとは、現地の学生がより多く学ぶことができるように…と作られたカレッジで、公立の2年制大学です。通常の「college」や「university」よりも学費が安いので、金銭面でのハードルが低く、まずはコミュニティーカレッジで学び、その後、「university」などに編入する人もいます。
基本的には現地の人のために作られた学校ですが、国や地域によっては、インターナショナル料金を支払うことで、留学先として選ぶことも可能です。