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TOEICのスコアが高いのに英語がわからない理由
TOEICやTOEFLなどのスコアが高く、語彙力があり、文法も理解しているのに「ネイティブスピーカーの英語が分からない」と言われることがあります。
その理由の1つに、リンキングサウンドが関係していると思われます。
ネイティブスピーカーは、単語と単語を繋げて発音することがあるため、知っているはずの単語やフレーズを聞き取れないことがあります。
今回は、ネイティブの言葉を克服するために、リンキングサウンドについて説明します。
bowel sound (母音)に注目する
リンキングサウンドは、基本的には母音と子音を繋げて発音します。いくつか例を見てみましょう。
Can I
これは「キャン アイ」ではなく、「キャンナイ」と発音します。
理由はI(アイ)にあり、I が母音から始まる言葉なので、そのすぐ後ろの子音と繋げてキャンナイと発音します。他の例も見てみましょう。
One of
単語を一つ一つ発音すると、「ワンオブ」になります。しかし、ネイティブスピーカーは「ワンオブ」と発音することはなく、オブ(of)の母音とンを繋げて、「ワンノブ」と発音します。
スペルではなく、音に注目する
リンキングサウンドは「母音」と「子音」が繋がって発音されますが、ここで覚えておきたいポイントは、、「スペル」ではなく「実際に発音する音」です。具体的な例をチェックしてみましょう。
an hour
hourは、スペルを見ると ‘h’ から始まる単語ですが、読むと「アワー」なので、リンキングサウンドの対象となり、an hourの発音は「アンナワー」となります。
母音によって変わる ‘The’ の発音
Theの発音は舌を歯と歯の間に挟んだ状態で「ザ」と発音します。
しかし、このTheは、そのすぐ後ろの単語が母音から始まる単語の場合は「ディ」に近い音に変わります。幾つかの例を見てみましょう。
The outside
この場合にはoutsideが「ア」という母音から始まっているため、「ザ」ではなく「ディ」になります。
The desk
この場合には、deskは子音から始まるので、「ザ」と発音します。
母音と母音が繋がる場合は?
母音と母音が繋がっている場合は、単語を繋げる時に、Wのような発音で唇をすぼめるようにすると、綺麗に発音することができます。
go out
ゴーワウトゥ
you all
ユーウォール
リンキングサウンドを習得するためには、ひたすら練習する必要があります。
まずは英文を読みながら、どこにどのようなリンキングサウンドがあるのか?を見つけ、正しい発音ができるように声に出して読む練習をしましょう。リンキングサウンドを意識しながら何度も文章を読むことで、自然と正しい発音を身に付けることができます。