ネイティブの受け取り方
英語の文法や単語自体は正しいけれど、シチュエーションによっては受け取り方が異なってしまうことがあります。そんな表現から、今回は日本人がよく使っている言葉に絞って紹介します。
すみません
人の前を通り過ぎる時などに使う「すみません」は、英語では”Excuse me”です。
しかし、日本人はうっかり “sorry”と言ってしまいがちです。”sorry”は、ネイティブには「ごめんなさい」と謝る意味になってしまいます。
日本語では「ごめんなさい」と「すみません」はシチュエーションによって同じ意語ですが、英語では別。特に悪いことをしたわけでもないシチュエーションで “sorry”と言ってしまうと、「いやいや、そんなに謝ることじゃないよ」と不思議がられてしまいます。
ごめんなさい
「ごめんなさい」を表現する英語は”sorry”です。しかし、何か過ちを犯してしまい、人に謝る時に”sorry”だけでは「ごめん、ごめん」と言うような軽い意味の「ごめんなさい」になってしまうので注意が必要です。きっちりと”I’m sorry”と言いましょう。
お掛け下さい
家に友達が来た時など、気軽に「座って下さい」または「お掛け下さい」と言うことがあります。
「座る」と言う単語は”Sit”ですが、「お掛け下さい」と伝えたい時は、”Have a seat”と言います。”Please sit down”でも似たような意味ではあるのですが、この場合はネイティブには「お願いだから座って」と言うように聞こえてしまいます。
小さな子供が食事中に歩いてしまい、なかなか座らない時にお母さんが”Please sit down”と言うことがあります。
日本語を話せますか?
外国人に出会った時に、相手が日本語を喋れるか聞きたい時に、英語で「〜できますか?」を聞こうと”Can you〜?”を使ってしまいますが、この場合に”Can you speak Japanese?”と聞くと、その人が日本語を話すかどうかではなく、ネイティブには力試しのように聞こえてしまいます。
“Can you speak Japanese?”と聞くと、人によっては、「教えてくれたら単語くらいは言えるかも」と答える人もいます。
相手が日本語で会話をすることができるか?を聞きたい場合は”Do you speak Japanese?”と尋ねると良いでしょう。