海外に行くと、日本にはない「チップを渡す」という習慣があります。
海外でチップを渡すのは、レストランに行ったとき、コーヒーショップなどでドリンクを買った時、空港で荷物を運んでもらった時、ホテルの部屋を出る時、タクシーに乗った時など、何かしらのサービスをしてもらった時には必ずお礼にチップを渡します。チップを渡すのは、何かしら自分に対して、サービスをしてくれたことに対して渡すものになります。
チップの渡し方は、相手や場所、サービスなどによって変わってきます。シチュエーションごとに見てみましょう。
レストラン
会計の時に、クレジットカードやデビットカードでの支払いの時に、チップ込で支払うことができます。そうでない時には、テーブルを去る時に合計金額の15%ほどをテーブルにおいていきます。
カフェ
カフェでのチップは、レストランと同じくクレジットカードやデビットカードでの支払いの時にチップ込で支払うことができます。また、レジの横にはチップを入れるカップなどがあるので、そこにちょこっとチップを入れたりもします。また、テーブルに座ってお茶をした時には、レストランと同様、テーブルを去る時にチップを置いていきます。
タクシー
タクシーに乗る時にも、チップを支払います。タクシーの時には、キャッシュで支払うことが多いので、多めに渡して、”I don’t need change”というと、それが自動的にチップとされ、運転手も”Thank you”と言ってくれます。海外のタクシードライバーは、チップを多くもらいたいこともあり、荷物を持ってくれたり、とても親切にサービスをしてくれます。
空港での荷物運び
空港で荷物を持っていると、荷物を運びましょうか?とカートを持ってくる人がいます。注意しなくてはいけないのは、荷物を運んでもらったらチップを渡す必要があるということです。荷物を目的地まで運んでもらったら、必ず”Thank you”と言って、チップを渡すようにしましょう。チップを渡さないと、もらうまでその人はあなたにつきまとうでしょう笑。
ホテルでのチップ
ホテルでのチップは、ベルマンとベッドメイキングに渡すものがあります。ベルマンとは、ホテルに入った時に部屋まで荷物を運んでくれる人のことです。手伝ってもらった時には、部屋の入り口で”Thank you”と言ってチップを渡します。ベッドメイキングは、ベッドや部屋を綺麗にしてくれる人です。ベッドメイキングへのチップは、部屋を出る時に、ベッドの横のカウンターなどにキャッシュを置いていきます。
チップを渡さなくても良い場合は、グローサリーストアでの買い物、お弁当やなどでも、購入のみでそれ以外のサービスを受けていない時にはチップは払わなくても大丈夫です。美容室に行ったときは、指名をしてない場合にはチップは必要ありません。
街中ショーをしている人は、チップで生活しているので、ショーをみたら最後に必ずいくらかのチップを渡すようにしましょう。大抵の場合は、ショーの最後に帽子やバッグなどを回してチップをお願いしてきます。”Thank you for the show, it was fun”などと言ってチップを入れてあげると相手も嬉しい気持ちになるでしょう。
チップは、海外では「感謝の気持ち」として渡すものなのです。