スラングの中には、怒った時に使う言葉や、人をけなす言葉だけでなく、何かを褒める時にも使われることがあります。日本語でも、おいしいものを食べた時に「超うまい!」と言ったりしますね。ただし、いくら褒め言葉でも、スラングであることには変わりないので、これもまた使い方には十分注意しましょう。知識として頭に入れておき、実際は使わないのが無難です。
多くの方がご存知のスラング、”Fuck”が変形した”Fucking”(ファッキン)は、形容詞として良いことにも悪いことにも使うことができます。”Fucking”を使った褒め言葉の例文を幾つか見てみましょう。
“Did you see the car that just passed?” 「今通り過ぎた車見た?」
“Yeah, that was fucking cool!” 「ああ、みたよ。めちゃくちゃかっこいい!」
“This is fucking tasty!” 「これ、めちゃくちゃうまい!」
これを丁寧な英文に言い換えるとこうなります。
“Did you see the car that just passed?”
“Yeah, that was awesome!”
“This is delicious!”
スラングはできるだけ口にしないようにするのが無難ですが、どうしてもやむを得ない時には、”F-ing”(エフイン)に言い換えると、そこそこ聞ける文章になります。それでもやはり、上司や初対面の相手にはスラングを避けた文章で話すようにしましょう。